オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

明るい人は、明るいというより気にしない人

前にある本を読んでいたら、興味深いことが書いてあった。

 

明るい人と暗い人の遺伝子を比較したら、暗い人には明るい人にはない遺伝子があった、と。

(この遺伝子を、仮に「遺伝子A」としておく。)

 

「性格の明るい暗いは、すでに遺伝子レベルで決まっているのか!」と最初は思ったのだが、読み進めていくとどうもそう簡単な話ではないようで…。

 

 

 

明るい暗いではなく、他人の言動に鈍感か敏感か

よく調べると、暗い人にだけあるとされていた「遺伝子A」が、明るい人の一部にもある。

「おかしい」ということでさらに調査を進めると、あることがわかってきた。

 

最初、遺伝子Aがあると性格が暗くなると思われていたのだが、違う。

遺伝子Aがある人は、他人の言動に敏感なのだ。

 

敏感だから、他人のちょっとした言動に左右されて、暗くなりやすい。

逆に遺伝子Aがない人は、いうなれば他人の言動に鈍感なので、少々のことは気にせず常に明るくいられると、そういうことだったのだ。

 

言われてみればそうかもしれない。

その話を証明するような出来事が、オレの経験でも多々あるからだ。

 

明るい人は、他人のことを気にしていない

例えば、友達同士で喋っていたとしよう。

 

ある友人が、見るからに落ち込んでいる。

表情がいつもより暗いし、話しかけても返事が上の空だ。

 

そのことをいつも明るい友人に言う。

「今日、彼おかしかったね」と。

 

すると、こう返されるのだ。

「えっ、そう?」

 

友人が普段より落ち込んでいたことに、全く気づいていないのだ!

 

他にもある。

 

社内でイヤな上司含め、何人かで話しているとき。

そのイヤな上司が何かイヤミを言ってきたとする。

 

あとで「あいつ、イヤミ言ってきてムカつくよね」と言うと、明るい人はこう言うのだ。

「えっ、なんか言ってたっけ?」

 

やはり、全く気づいていない!

 

そう、明るい人は明るいというより、他人の言動を気にしない人なのだ!

というか、他人の言動の細かい部分に気づかない人であり、言い方を変えれば他人に鈍感な人なのだ。

 

別にそれが良いとか悪いとか言いたいのではない。

人の個性だし、他人のことなど気にせず、自分がいつも上機嫌でいられるなら、そのほうがいいとも思う。

 

他人の言動に敏感でも、明るくなることはできる

ところで、遺伝子Aがあるのに、明るい人とは一体何なのか?

 

遺伝子Aがあると、他人の言動に敏感だ。

なので、他人のネガティブな言動が気になってしまうのだが、他人のポジティブな言動で自分もポジティブになることもできる。

 

つまり、ネガティブな人を上手くあしらったり、できるだけポジティブな人といるようにすれば、遺伝子Aがあっても明るくいられるということだ。

むしろ上手くすれば、遺伝子Aを持たないいうなれば天然で明るい人より、明るく生きることさえできるのだ!

 

ということで、他人の言動が気になってつい暗くなりがちな人も、少しの工夫と勇気があれば、明るい人より明るくなることができる!

 

いやしかし、人生って楽しいね!

どう転んでも、明るく生きられるのだから!