オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

あなたは、旦那・奥さんに「口が臭い」と言えるか?

旦那や奥さんに「口が臭い」と言えるかどうか…。

 

バカバカしいことだと思われそうだが、オレは本気で大事なことだと思っている。

 

理由を説明しよう。

 

 

 

言いにくいけれど言わなければならないことを、家族が言わないのはかわいそう

口が臭い。

バカバカしいようで、実はバカバカしいことではない。

 

口臭は、気にする人は気にする。

「口が臭い」というだけで、避けられることもある。

 

強いては、友達をなくし、仕事関係の人に嫌われ、精神的にもまた経済的にも困ることになるかもしれない。

 

だが、「あなた口が臭いですよ」なんて言いにくい。

というか、ほとんどの人はそんな失礼なことは言わないだろう。

 

だから、家族が言わなければならない。

身近にいる家族だからこそ、言いにくいけれど言わないと本人が困ることは、伝えてあげてほしい。

 

変に気を使って、言わないほうがかわいそうだ。

 

何でも言ってくれる家族に何度となく助けられた

ところで、オレの実家は良くも悪くも何でも言ってしまう家だった。

 

ある日、恋愛が上手くいかないオレの話を聞いて、兄貴が言った。

 

「お前がモテないのは、顔が大して良くないからだ。」

 

「なんてヒドイことを言う奴だ!」と当時は思ったのだが、今にして思えばそれは正しかった。

 

女性に反感を買うのは承知で言うが、大半の女性が男性を選ぶ基準は「顔」である。

性格なんて何一つ良くないのに、ただ「顔がかっこいい」というだけでモテる男性を何度となく見て痛感した。

 

おかげで、婚活においてムダな遠回りをしなくて済んだ。

「外見より中身」などというキレイごとを信じてたら、今でも結婚できなかったかもしれない。

 

まだある。

 

社会人になって帰省すると、家族に寄ってたかって言われたのだ。

「ハゲてきてる!」と。

 

不思議なことだが、ハゲって自分では気づかないのだ。

徐々に進行していくので、毎日見てるとハゲてきているのに気づかない。

よっぽど後退すればまだしも、初期だと意外にわからなかったりする。

 

言われてハッとなり、急いでネットで調べハゲ薬を買いそろえたら、今ではフサフサになっている。

 

ハゲかけていたのは独身の頃だったが、ハゲていたらやはり結婚は難しかっただろう。

前に結婚相談所に登録してバーベキューに行ったら、その場にいた男性陣全員がハゲていたという、笑うに笑えないエピソードもあったしね。

 

そんな感じで、何でも言ってしまう家族に、そのときどきはイラッとさせられるも、結果として助けられてきたのだ。

 

家族なんだから、言いにくいことを言ってあげよう

ということで、旦那や奥さんに「口が臭い」であれ「ハゲてる」であれ「ホクロから毛が生えてる」であれ、言いにくいことを言ってあげよう。

 

放っておいたらだれも言わない。

だから、本人も気づかない。

 

それじゃぁ、かわいそうだ。

 

それに、そういうところから生まれる信頼関係もあると思うんだよね。

「あのとき言ってもらって助かった」というのを後々思い返したときに、「この人と結婚してよかった」って。

いやホントに。

 

他人は所詮他人なんだ。

いくら本人のためになるとしても、面倒なことは言いたくないんだ。

 

たまにオレにズバズバ言ってくれることを期待する人もいるけど、オレだって言わないよ。

イヤじゃん、逆ギレされそうでさ。

 

言いにくいことを言ってあげられるのは、家族だけ。

今はそうじゃなくても、徐々にでもそういうことが言えるようになっていこう。