オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

イクメンなんて、そう簡単にはなれないよ?

オレは、家事も子育ても結構やってるほうだと思う。

 

平日は子どもを風呂に入れ、夕食の準備をし、食器の片づけをする。

朝はなぜか子どもが早起きちゃったら、おんぶしながら朝食を食うこともある。

あとオムツ替えと、ゴミ出しもするな。

 

土日は食事作り以外の家事ほぼ全部と、子どもと遊び、ご飯をあげて、オムツを替えて、寝かしつけて、いつも子どもと一緒にいる奥さんが煮詰まりそうなので、子どもと留守番したりている。

 

いわゆる、イクメンだ。

 

だからこそ、思う。

ほとんどの男性にとって、イクメンになるのはムリがあるだろう、と。

 

相当ヒマな仕事じゃないと、子育てに参加できない

まず仕事が忙しくない、というかヒマぐらいじゃないと、イクメンになるのはキツイだろう。

 

普通の会社で毎日残業が2時間ぐらいあるとしよう。

この時点で、イクメンになるのはほぼムリだ。

 

 

 

残業2時間というと、20時ぐらいに仕事が終わって、21時に家に着く感じかな。

 

21時って子どもはもう寝ている可能性が高い。

起きていても、すぐ寝る。

 

となると、平日はほぼ寝顔しか見ないことになる。

 

子育てには慣れが必要だ。

ご飯をあげるにせよ、オムツを替えるにせよ、寝かしつけるにせよ、経験がものを言う。

 

しかも、そのやり方がどんどん変わる。

 

ミルクを飲む量は増え、いつの間にか離乳食になる。

オムツを替えるにしても、素直に替えさせてくれていたのが、いつの間にか下半身丸出しで動き回るようになったり、ウンチの量も臭いもすごいことになってくる。

寝かしつけも、ただ置けばよかったり、ゆらさなければいけなかったり、その日の子どもの状況次第だ。

 

平日ほとんど子どもを見ていないのでは、休日にその足りない経験を補うのは難しい。

慣れる前に、休みが終わりかねない。

 

残業が普通にある会社で、イクメンになるのはほぼムリだ。

 

大半の人は、人にものを教えることができない

奥さんが教えればいい…という問題でもない。

 

人にものを教えるのは難しい。

相当難しい。

 

よほど素直でやる気がある旦那ならともかく、普通はそこまで素直じゃなければやる気もない。

何よりほとんどの人は人の言うことなんて聞きたがらない。

 

できもしないのに、自分でやろうとするのだ。

部下に仕事を教えなきゃならない立場であるオレにはよくわかる。

 

なので、奥さんが「これはこうするんだよ」と教えても「わかってるよ!」などと逆ギレされたり、「めんどさい」などとふてくされる姿が容易に想像がつく。

 

まして、ほとんどの人は人に教える経験が少ないため、「なんでそのぐらいのことができないの!」などとやる気を削ぐようなことを言ってしまい、もう全く家事も育児もやらなくさせてしまう可能性が高い。

 

以上より、旦那の仕事が相当ヒマで、旦那が従順でやる気があり、奥さんの家事や育児の教え方が上手いという条件がそろわない限り、旦那がイクメンになることはない。

まぁやっぱり、ほぼムリってことだ。

 

本気でイクメンを増やしたいなら、国が半ば強制的に労働時間を減らしまくり、自治体が子どもが生まれる前から子育て教育をしまくるとかしかないとダメだろう。

そこまでできないだろうけどね。