オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

子育てが大変すぎるけど、それでも子どもが泣くほどかわいい

相変わらず、子育てが大変だ。

 

少し目を離すと、子どもがビニールを食べようとしたり、高いところから落ちそうになったりするので、いつ何時も目が離せない。

 

日に日にうんちが臭くなり、しかもオムツ替え中に動き回ろうとするから、うんちが手についたことや、床に落ちたことはもう数え切れない。

 

いつでもどこでもすぐに泣くので、外出の選択範囲は狭まるし、持ち物は多くなるし、赤ちゃんと言えども重いしで、ある種の開き直りにも似た覚悟が必要だ。

 

何より、寝ない。

21時に寝たのに、23時に起き、25時にも起き、27時にも起き、気づけば朝を迎えるみたいなことが今でもしょっちゅうある。

 

自分の時間がない。

寝るヒマさえない。

もはや普通に暮らしているとは言えない。

 

子育ては大変だ。

泣きたくなるほど大変だ。

 

 

 

先日も、夜泣きが激しくて寝ない日があった。

 

起きる気力もなく放っておいたのだが、泣き声は一向に鳴り止まず、むしろどんどん激しくなった。

えーん、えーんが、ぶえーん、ぶえーんと激化し、最終的にはぎゃー、ぎゃーと声を枯らして絶叫している。

 

仕方なく起きて、抱いて、揺らした。

夜中なのか早朝なのかわからない、27時だった。

 

不思議なことに、立って抱いて揺らしている間は寝る。

30分ぐらい続けると、布団に置いても寝てくれる。

 

肩は痛い、腰も痛い、頭も痛いという満身創痍の状況で、もはや怒りも悲しみもわいてこなかった。

ただただ、もう起きないでくれと願うばかりだった。

 

そんなとき。

子どもが寝ながら笑ったのだ。

 

涙のあとをつけたまま、目尻を下げて、口を開けて、にやーっと。

 

泣きたくなった。

 

そうだよな。

寝れなくて辛くて、それを泣くことでしか訴えられないきみが一番大変だよな。

 

頭痛も体の痛みも忘れ、絶対に起きないであろうと思われるまで、ずーっと抱いて揺らした。

その後日は朝までよく寝てくれた。

 

子育ては大変だ。

だがそれでも子どもはかわいい。

 

きみがもう少し大きくなるまで、パパとママががんばろう。

 

考えてみれば、親に抱かれてくれるときなんて今しかないしな。