オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

「学歴も地位も名誉もいらない」と思っていたオレはバカだった…

オレは高学歴だ。

学歴があれば有名企業にも入りやすいので、新卒では名前を言えばだれでも知ってる会社に入った。

 

いわゆるエリートだ。

そんな時代もあった。

 

だがいつも思っていた。

「学歴や会社に意味はない!」と。

 

というのも、学歴が高かったり有名企業の正社員となると、何にもしてないのにバカが勝手に嫉妬して、あることないこと言ってくるのだ。

 

「いい大学出てるから偉いわけじゃない!」

「一部上場企業の社員なら、もっと〇〇すべきだ!」

 

いい大学出てるからって偉ぶった記憶もないし、なんで所属してる会社でオレの行動まで変えなきゃいけないんだ!

 

意味わかんねー!

死ね、クソどもが!

 

 

 

…というような目によく遭っていたので、「学歴とか地位とか名誉とかロクなもんじゃない」と思っていたのである。

 

だが、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読んで、学歴や地位や名誉を否定することが間違っていたと気づいた。

 

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 

この本によると、高学歴とかいい会社の社員となると、人はその人を実態以上に良く見てしまう。

例えば「仕事ができるのだろう」と無意識で思ってしまう。

 

そう、無意識でだ。

高学歴とか、いい会社の社員とか意識していないけど、そういう属性の人を自然と他の面でもよく見てしまうのだ。

 

もちろん、それ自体は錯覚だ。

だが、その錯覚が大事なのだ。

 

できる人と思ってもらえれば、いい環境が与えられる。

「こいつならこの仕事もできるだろう」「〇〇に紹介してやろう」とかね。

 

環境が良ければ、成長する機会も増える。

実力があっても雑用ばかりしている人と比べたら、最初は見せかけの実力でもチャンスがいっぱいある人のほうが、結果的には成長してしまうのだ!

 

いやこれ、まさにオレの話である。

 

今の会社では「高学歴だからこの仕事もできるだろう」と思ってもらえたから、もう社長に手が届くようなポジションにスピード出世することができた。

オレが高卒で工場のラインに配属とかになってたら、成長するチャンスも、まして出世するチャンスもほとんどなかっただろう。

 

会社は好きではないとはいえ、金には困ってない。

会社の人間に至ってはほぼ全員嫌いだが、地位が上だからこそ「オレが気に入る奴雇えばいいや」という力業が使える。

 

たしかに嫉妬されてイヤな目にもあったが、トータルで見たら得している。

もう圧倒的に得している。

 

なので、今後はバンバン学歴や地位や名誉を押し出していこうと思う。

錯覚は学歴や地位や名誉だけではなく実績もあるので、そういうのものね。

 

しかし、「学歴も地位も名誉もいらない」などと思っていたオレはバカだった…。