オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

実力があるだけで評価なんてされない!上司に好かれることが最も大事な理由と方法を説明する

しかし、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』は名著である。

心理学の本を読んで漠然と知ってはいたが、「それを現実に落とし込むと、なるほどこうなるのか…」と納得することが多々ある。

 

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 

そんなわけで、この本からの気づきをもう一つ。

 

上司には、好かれなければならないという話。

 

人は「自分は好き嫌いでは判断していない」と思いつつ、好き嫌いで判断している

仕事をしている人なら、上司が部下を好き嫌いで判断しているような気はすると思う。

 

だが当の上司はそうは思っていない。

好き嫌いではなく、正当に判断していると思っている。

 

無意識に、好きな部下は仕事ができる、嫌いな部下は仕事ができないと決めつけてしまっているのだが、上司自身はそれに気づかない。

上司がバカなのではなく、人間はそういう生き物なのだ。

 

 

 

思えば、オレもそうだ。

 

好きな部下のことは、

 

「仕事が遅い気はするけど、素直なところもあるからなぁ」

 

とかなんとか、知らぬ間に良いところを探している。

さらには、「自分で勝手に仕事するより、素直な奴のほうがいい!」とまで決めつけてしまう。

 

逆に嫌いな部下のことは、

 

「決められたことをやりはするけど、いつまでも昔のやり方にこだわるし、不愛想だから話しかけるのもイヤだし…」

 

と、悪いところばかり目につく。

 

よくよく考えると、素直な部下は仕事が遅すぎて、いつもオレが手伝う羽目になっている。

嫌いな部下は、やり方はどうあれ決められたことはやってるので、オレが手伝う必要はない。

どちらかというと、嫌いな部下のほうが仕事はできている。

 

しまった!

オレも思いっきり好き嫌いで判断してた!

 

…というぐらい、上司は好き嫌いで判断する。

 

「嫌われても実力があれば評価してもらえる」というのは、まずムリ。

嫌われたら、実力もないものにされてしまうからだ。

 

上司に好かれなければ、チャンスが回ってこない

ではなぜ、上司に好かれなければならないのか。

上司に好かれなければチャンスがなくなるからだ。

 

嫌いな部下に、出世や成長の機会になるような仕事は回さないし、提案されても高い確率で却下する。

「嫌い≒仕事ができない」なので、決まりきったこと以外やらせようなんて思わないからだ。

 

会社員が自力で仕事を作るのは、相当難しい。

上司に与えてもらうか、提案して上司にOKをもらわなければならないので、どうやったって上司の壁を突破する必要がある。

上司に嫌われていたら、至難の業だ。

 

チャンスがなければ、どんなに実力があっても伸びようがない。

畳の上で泳ぐ練習をいくらしても、実際に泳がなければ本当の実力はつかないからだ。

 

ということで、もう何が何でも上司には好かれなければならない。

 

ではどうするか?

 

上司に好かれるには、とにかく機会を作って話しかけまくる

上司に好かれるには、上司に話しかけまくる。

ただそれだけだが、効果は絶大だ。

 

心理学でいうところの「単純接触効果」というやつで、人は繰り返し接する人に好意を持つ。

 

接し方もそう難しくはない。

ムリに雑談などをする必要はなく、仕事のことを相談したり報告したりしまくればいい。

 

ちょっとしたことでも「どうしたらいいでしょう?」と相談する。

「〇〇はこうなりました」と報告する。

 

内容によってはウザがられるかもしれないが、ウザがられたらそういう話をしなければいいだけ。

ちゃんと相談に乗ってくれる、興味深く聞いてくれる話題ばかりするようにすればいい。

 

繰り返せば、イヤでもあなたは好かれる。

 

あなたの周りに1人ぐらいはいないだろうか?

妙に人懐っこくて、たまにウザいけど嫌いにはなれない、どちらかというと好きみたいな人。

 

あれがいい見本。

 

頻繁に自分に話しかけてくる人を、人は嫌いになれない。

まして話す内容がどうでもいいことではなく仕事なのだから、ウザがられるより「マメに報告してくるできる奴」と好かれる可能性が高まる。

 

よっぽど、「そんなこと聞かずに自分で判断しろ!」ということを聞かなければ問題ない。

聞いたほうがよさそうなことを聞き、報告したほうがよさそうなことを言えばいいのであり、意識してればそのぐらいはできる。

 

ということで、上司に好かれて出世しまくってくれ。

上手く行ったら、銀座で寿司とか奢ってくれ。 

 

以上。