オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

説教ばあさんの人生を想像して、悲しくなった

夏のある日。

子連れで出かけたら、ちょっとヤバイ感じのばあさんが寄ってきた。

 

「あのね、突然で悪いんだけど、赤ちゃん裸足でしょ?

 赤ちゃんはまだ自分で体温調整できないから、靴下履かせなきゃいけないの。」

とかなんとか、クドクド話してた。

 

「いきなり何なんだよ?

 うっせーな。」

と思ってたわけだが。

 

アドバイスするとまず嫌われる

言ってることが正しいかどうかは置いといて、見ず知らずのばあさんにいきなりアドバイスだか説教だかされたら、はっきり言って気分が悪い。

 

「赤ちゃんのことを思って言ってくれてるんだな」などとは微塵も思わず、ただただ「このババア、頭おかしいんじゃねーか?」と思うだけである。

 

 

 

何だってそう。

どんなに正しかろうが、相手を思ってのことだろうが、知ってる人に言おうが、知らない人に言おうが、アドバイスされてうれしい人などまずいない。

 

会社で部下を指導する立場になったので、よくわかる。

ほとんどの人は、人の言うことなんか聞きたくないのだ。

 

なので、下手にアドバイスなんかしても嫌われるだけ。

「私のことを思って言ってくれてるんだな」なんて思ってもらえることは、ほとんどない。

 

嫌われることに気づかずに、何十年も生きてしまった

なんかちょっと目がイッちゃってるあのばあさんを思うと、少しばかり感傷的な気分になる。

 

「あの年まで、人にアドバイスしたら嫌われることに気づかなかったんだろうな」

と思ってね。

 

アドバイスしては、人にイヤな顔をされたり、避けられたりする。

そのたびに「私は間違っていない!」と思い込み、よりしつこく、誰彼構わずアドバイスするようになる。

しまいには、見ず知らずの人に路上で説教しだす羽目になる。

 

さぞ、つらい人生だっただろう。

かわいそうだが、アドバイスすると嫌われることに自力で気づけないほどのバカでは、最初から手の施しようがなかったのかもしれない。

 

アドバイスや説教に限らず、つまんねーことや聞いてて不快になるようなことを言う奴に限って話がなげーんだよ。

だれかに何としても自分の話を聞いてほしいのだろう。

 

そんな残念な人生にならないように、毎度恒例だが「人を動かす」ぐらいは読んでおいたほうがいい。

何をすれば人に好かれて、何をすれば人に嫌われるかがよくわかる。

 

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

 

 

ちなみに、「赤ちゃんには靴下を履かせなきゃいけない」なんてことはない。

 

暑けりゃ裸足でいい。

30度を超える夏の日だったので、裸足で問題ない。

 

アドバイスしてくる奴の大半が間違えてる、ってのもオレの経験則だ。