オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

「ムリをしてはいけない」じゃない、人に頼むんだ

ウチは子どもが一人の、共働き家庭だ。

 

最近、奥さんは仕事が忙しいようで、家でも仕事している。

オレは、正直ヒマな会社に勤めているので、家で仕事したことはない。

 

ここはオレが家事、育児をやらねば!とがんばっていた。

そしたらいつの間にか、がんばりすぎていたのだった…。

 

 

 

気づいたら、ほとんどの家事、育児をオレがしていた

平日は、奥さんが保育園への送迎とご飯の準備をしている。

会社の場所と出退勤時間の都合、そしてオレが作れるご飯のレパートリーが少なすぎるため、奥さんにやってもらうしかない。

 

なのでそれ以外を、オレがすべてやった。

食器洗い、洗濯、買い物、子どもと遊ぶ、子どもをお風呂に入れて寝かしつける、そうじ、たまに奥さんが疲れたとなればご飯の準備をしなくていいように弁当を買って帰る…まぁそんなところかな。

 

気がつくと、奥さんよりオレのほうが家事、育児をするようになっていた。

 

「食器洗いだけお願い」と言ったら、急に疲れが取れた

そんなに意識はしていなかったのだが、徐々にストレスが溜まっていった。

 

なにせ、家に帰ってからずっと動きっぱなしだからね。

表情も硬くなり、とにかくやることをやってしまわねば!と、動きだけが異常に早くなっていた。

 

ある日、急にイライラが止まらない。

理由はわからないが、どうにもイライラするのだ。

 

そんなとき、奥さんに言われた。

「私も少しは家事やれるよ」と。

 

なので「食器洗いだけお願いしていいかな」と頼んだ。

「いいよ」と。

 

言った瞬間、急につきものが取れたようにイライラが収まった。

 

ムリをしないんじゃない、人に頼むんだ

「ムリをしてはいけない」とはよく言われる。

 

だが、あることが習慣になってしまうと、ムリをしているという自覚はなくなってしまう。

ただ「終わらせねば」と思い、ひたすらバタバタして、なんだかわからないけどイライラするみたいになってしまう。

 

そんなときは、人に頼むのだ。

自分でできると思っていても、「これお願い」とちょっとしたことでもいいから頼んでみるのだ。

 

食器洗いをお願いしたとき、奥さんに言われた。

「すごい勢いで家事をしてるから、手伝えるのに手伝おうって言えなかった」と。

 

知らぬ間に、傍目に声もかけにくいぐらい、不機嫌な人になっていたのだ。

 

これではいくらがんばっても、周りからすると返って迷惑とさえ思われてしまう。

というか、実際奥さんにそれっぽいことを言われた。笑

 

ムリをしないのは難しい。

自分で自分がムリしていると気づきにくいからだ。

 

だから「これをやらねば、あれをやらねば」と急き立てられるような気がするときは、ちょっとしたことでもいい、だれかに「これやってもらっていい?」と頼もう。

 

自分一人が不機嫌になるまでがんばっても、自分はもちろん、周りにとってもいいことではないからね。