オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

親が子どもに与える影響について、自分の経験をもとに考えてみた

「親の影響でこんな人間になってしまった…」という、だれかのブログをたまたま読んだ。

 

普段なら「いい年こいて、てめーの人生を親のせいにしてんじゃねー!」で終わりなのだが、子育て中なのでふと考えてしまった。

「親の影響で子どもの人生は変わるのか?」ってね。

 

そこでまず、オレが一番詳しい「自分はどうだったか?」を思い出してみた。

 

高校に入るまでは親の影響を受けていた

ウチの親は、まぁ普通の親だ。

「ゲームは一日30分以内」「宿題はちゃんとやって」とか子どもに言うような感じね。

 

言われた通りにできるできないは別にして、高校に入る頃まで素直に従ってた気がする。

問題はそのあとだ。

 

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オレは中学の頃から勉強ができた。

300人超いる中学で、中間試験や期末試験などの成績は不動の学年トップだ。

 

なので、県内トップの進学校に入学した。

 

そこからだ。

親の言うことを疑い始めたのは。

 

その進学校に全くなじめなかった。

 

思えば中学の頃から、勉強ができる奴らがあんまり好きじゃなかった。

がんばって親の期待に応えることや、何が何でも人に勝ちたいみたいのが強すぎるというか、正直何にもしなくても勉強ができるオレとは違うのだ。

 

進学校にはそんな奴らばっかりだ。

なじめるわけがない。

 

親に言っても聞いてくれない。

真剣に「高校を辞めたい。辞めてもオレの成績なら、大検を受けて大学ぐらいいつでも入れる。」とまで話しているのに、「あんないい高校を辞めるなんてもったいない!」の一点張りだった。

 

親は他人だと気づいた

それから、親の言うことを全く聞かなくなった。

 

「親に言ってもムダだ」と気づいたオレは、真面目に勉強だけした。

「いい学校に行けば、いい人生」みたいな幻想を未だに抱いてるよくいる学歴至上主義者なので、偏差値の高い大学なら、学費が高かろうが遠い都内だろうが行かせてくれるだろう。

 

東京の偏差値の高い大学に入学し、少しでも早く親元を離れるのが目標だったのだ。

そして、その通りにした。

 

一人暮らしになってからは、もうやりたい放題。

大学生がよくやることから、犯罪ではないにせよちょっとグレーすぎてブログに書けないことまで色々やった。

 

そうこうしているうちに、親への反抗心も薄れてきた。

「親が絶対正しいわけではなく、血がつながってるだけの他人でしかないのだ」と、今では冷静に思っている。

 

最近たまに会うと「あぁ、そう考える人もいるのか」という気づきがある。

 

軽く「会社辞めようかと思ってる」なんて言うと「もったいない」なんて言われたりしてね。

会社辞めるぐらいでどうこう言う人は周りにいないから新鮮だよね。

 

親の影響があったとしても限定的

たしかにオレも、小さい頃は親の影響を受けていた。

反抗していた高校から社会人になった頃も、ある意味影響があったと言えるだろう。

 

だが結局、親がだれだろうが、オレはオレにしかならなかったと思う。

親がオレと違うから反抗したが、親がオレと同じなら同調しただけで、いずれにせよ今のようになっていただろう。

 

そう考えると「親の影響でこうなった」っていう奴は、結局親が違くても親のせいにしたり、あるいは他のだれかのせいにするだけだと思うんだよね。

 

ホントにイヤなら、親から離れて自分の好きに生きればいいじゃん?

親に監禁されてるわけじゃねーんだからさぁ。

 

親が子どもに与える影響なんて限定的。

親が気に入らなかったら、出ていけばいい。

いい年で「親の影響が…」なんて言ってる奴は、だれが親でもそうやって文句言うだけだよ。

 

ということで、オレはオレらしく好きに生きようと思う。

子どもは子どもで、自分の好きに生きてくれればいい。