オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

「子どもを早く作れ」と急かされるのには、もっともな理由がある

先日ネットを見てたら、グループインタビューの記事で「女は35歳までには子どもを産んだほうがいいとか言われて…」と、

 

「なんでそんなプレッシャーをかけられなきゃいけないんだ!」

 

という本音が聞こえてくるような女性の発言を見かけた。

 

「子どもを早く作れ」「35歳までに産んだほうがいい」という意見に関して、オレは割と肯定的である。

 

こういうことは、言ったほうがいい。

 

加齢が妊娠に与える影響は大きい

年齢とともに妊娠しづらくなることは、まぁ知っている人も多いだろう。

だが、それだけではない。

 

流産率も上がる。

赤ちゃんの死亡率も上がる。

ダウン症などの胎児異常率も上がる。

 

詳しくは下記のページを見てほしい。

一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ - 不妊症Q&A:Q18.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?

 

年齢が出産に与える影響は大きい。

それが顕著に現れるのが、35歳以降。

 

「35歳になるまでに産んだほうがいい」というのは、根拠のない話ではないのだ。

 

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辛い思いをしている夫婦も多い

妊活という言葉もだいぶ一般化してきたが、他人事だと思っている人も多いのではないだろうか?

しかし、妊娠できなくて悩んでる夫婦は実際かなり多いのだ。

 

不妊検査や治療を受けた夫婦は、なんと夫婦全体の15.6%!

さらに、流産を経験している夫婦も15.3%!

 

詳しくは、下記のページを見てほしい。

第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

 

いずれも6~7組に1組と、まぁ結構高い確率だ。

どちらかが起こる可能性となると、さらに上がる。

 

そして、これらのうれしくない経験をしてしまう可能性を高めるのに大きく影響するのが、年齢というわけだ。

 

全く産む気がないのでなければ、35歳は意識したほうがいい

年齢だけが不妊に影響を与えるわけではないにせよ、年齢が不妊に与える影響は大きい。

非常に大きい。

 

ということで、オレは「子どもは早く作れ」「35歳までに産んだほうがいい」というプレッシャーはあってもいいと思っている。

いや、あるべきだ。

 

妊活の実態も、流産などの悲劇も、あまり表に出てこない。

人に言いたいことじゃないし、話されてもどう答えていいかわからないしね。

 

また例外でしかない高齢出産のニュースが多いせいか、子どもは40歳ぐらいに産めばいいなどと思っている女性もいる。

 

だから、妊娠が現実以上に簡単に思われているようにオレは思う。

だが、そう簡単にはいかないことも多いのだ。

 

「子どもなんて全く作る気がない」と言い切れる女性はいい。

だが多少なり子どもについて意識するなら、「子どもは早く作ったほうがいい」「35歳までには産んだほうがいい」と頭の片隅では覚えておいたほうがいい。