「自分の時間を取り戻そう」を読んで。生産性を上げるべきなのは確かにその通りなのだが、現実に応用するのはムリだ…

先日、ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」を読んだ。

要するに、短時間で成果を上げれば時間に余裕ができますよね、って話。

その通りだとは思うが…

短時間でより多くの成果を出す…つまり、生産性を上げること自体は十分可能だと思う。

本の中でも説明されている通りである。

だが、とにかくがんばることが大事だと洗脳じみた教育を受け、ロクにビジネス書も読まない人が9割以上のこの国で、はたしてこのマトモな話が理解できる人がどれほどいるのだろうか？

やることをやったところで、定時に帰れば、

「あいつは、一人だけヒマしてやがる！」

と誤解される。

「いや、でも結果出してますよ？」

と反論したところで、火に油をそそぐだけになる。

結果、仕事のアラを探しまくられたり、上司に嫌われ出世できなくなったりする。

「そんな会社、やめればいい！」

…というわけにもいかないと思うのだ。

一度でも転職を考えた人ならわかると思うのだが、転職市場はブラック企業の巣窟である。

飛び込み営業等のキツすぎてほとんどの人は続かないような仕事だったり、会社名を入れると「◯◯社　ブラック」と表示されるような会社の求人ばかりである。

転職市場が割りとまともに機能している職種だったり、それなりに名のある会社にいる人ならまだしも、無名の中小企業にいる人が、生産性という概念を理解できるマトモな会社に転職するのは難しい。

いや、下手に転職すると今より労働環境が悪くなる可能性のほうが高いだろう。

ということで、この本に書いてある通りにするのは、現実的には難しい。

だが、オレのように副業をしているとか、フリーランスの方などには大いに役立つだろう。

短時間で稼ぐことは大事に決まってるからね。

あるいは、これまたオレのように会社で出世する気が全くないのであれば、使える箇所もある。

それについては、また機会があれば話そう。

★★★

★★★

【オレを応援したい方へ】

下記リンクから、Amazonで買い物してもらえると、そのうちの数%がオレのポイントになるので、何か買うついでにぜひ！

儲かった分の一部は、ブログを書くときに参考にする本代や、地方オレ会の旅行費にもする予定。

よろしく！！！

オレ様の世界シーズン2