オレ様の世界 シーズン2

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なぜ「かぜ」をひくのか?『かぜの科学』がマジでタメになった!

先日、「かぜの科学」という本を読んだ。

 

かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

かぜの科学:もっとも身近な病の生態 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

実に役立った!

 

…というか、

 

「なぜオレはこんなにも風邪に無知だったのだ!」

「学校でもテレビでも、こういうことを伝えろよ!」

 

と徐々に憤りを覚えた。

 

いやだって、風邪ってみんな引くじゃん?

なのに、ほとんどの人は何も分かっちゃいない…

 

だから、オレが書く!

 

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分からないことだらけ

…と威勢よく言ってみたものの、「かぜの科学」の印象に残ったところを抜粋して、分かりやすく整理するだけだ。

ま、細かいことは気にするな。

 

さらに言うと、この本を読んで分かったのは、

 

「風邪についてはまだよく分かってない」

 

ということ!

 

いやね、完璧に分かってたら、特効薬かなんかが出て、もう世界から風邪なくなってますわ、と。

 

ただ、いくつか分かってることもあるし、何となく語られてる常識がウソだったりと、役立つこともあるので、その辺をまとめようかと。

 

いきなり言い訳だらけでだんだん勢いがなくなってきたが…書く!

 

主に手から感染する

まだはっきりと分かってないようだが、風邪って空気感染とか、クシャミによる飛沫感染はあんまりないっぽい。

 

じゃぁ何から感染するって、「手」。

 

代表的な関感染経路としては、

 

1. 風邪ひいた人が鼻をかむ

2. 鼻水の中にいる風邪ウイルスが手に付着する

3. 手で触ったところ(ドアノブとかね)にウイルスが移る

4. そのドアノブなりを触った人の手にウイルスが付く

5. 鼻ほじったり目をごしごししたりすると感染

 

という流れ。

 

てことで後でまた書くけど、風邪の予防に手洗いは効果大。

うがいやマスクはあんまり関係なさげ。

 

なるほどね…

 

寒さ自体は関係ない

これは割とはっきりしてるようなんだけど、寒くても風邪は引かない。

 

「おいおい、ちょっと待て!

 そんなこと言ったって、冬は風邪流行ってるじゃねーか?」

 

と思われそうだが、寒いから一つのところに人が集まることが多く、ウイルスが蔓延しやすいんだろう、と言われてる。

 

風邪の原因はウイルスだから、ウイルスがないところでは、寒かろうが暑かろうが関係ない。

人もいないような冬山登ってても風邪は引かない、みたいな。

 

あと、これも後で書くけど、風邪って気による部分も多いらしいし、実は自分が原因だったりするから、

 

「寒いから風邪ひくかも…」

 

とか思ってると、引きやすいのかもしれない。

 

もちろん、だからと言って寒さ対策が必要ないって話じゃない。

そんなことしたら、他の病気になるからね。

 

風邪は人間が作っている?

すべてがそうではないようだが、風邪ってのはウイルスに対する人間の過剰反応って場合もあるらしい。

 

詳しく解説すると難しいらしく、この本でも簡単にしか書かれていないので、超簡単に書く。

 

ウイルスが体に入ってくると、人間はそれを除去しようとする。

その反応が過剰すぎて、自ら鼻やのどに炎症を引き起こす、と。

 

だから、ウイルスを除去しようとする体の反応…要するに免疫が強い人ほど風邪を引きやすいなんて、皮肉なことも起こるらしい。

 

もちろん、風邪ウイルス自体が人の体に悪さすることもあるようだが、これまたよく分かってないみたい。

一言で風邪って言っても、かなりの種類があるのだ。

 

年とともに風邪は引かなくなる

風邪のウイルスは多々あれど、一度感染するとそのウイルスに対する抗体が出来るらしい。

だから、色んな風邪を引けば、その分様々な抗体が出来て、風邪を引きにくくなる、と。

 

言われてみれば、おじさんおばさんって、あんまり風邪引かない気がするね。

 

ウチの親とか、10年ぐらい風邪とは縁がないんじゃなかろうか。

いや、マジで。

 

年を取るのも悪いことばかりではない。

 

手に気を付けろ!

ようやくここから、風邪の予防と引いちゃったときの対策の話。

 

まずはさっきもちょっと触れたけど、風邪は主に手から感染するので、手洗いは予防の効果が大きい。

 

なので、みなさん、マメに手を洗おう。

爪の中まで念入りに、石けん使ってね。

 

ここから発展してあと二点。

 

人が触れる部分はよく拭くといいらしい。

テーブルとか、ドアノブ、リモコン、電気のスイッチとかね。

 

また、洗ってない手で顔を触るのはやめよう。

鼻の穴や、目の涙腺から、ウイルスが侵入するので。

 

睡眠や運動、人間関係が大事?

これは科学的根拠はないらしいけど、経験則的にそういうことが多いらしい。

 

まずは良く寝る、と。

睡眠時間が長い人のほうが短い人より風邪を引きにくいらしい。

 

「じゃぁ、何時間寝ればいいの?」と言われても、知らん。

そこまで実験してないから、科学的根拠がないってことだろう。

 

同じく、運動もしたほうがいいらしい。

 

さらには、友だちが多い人のほうが少ない人よりいい、と。

人と接することが多いほど、風邪を移されそうな気もするのだが、なぜかそうではないらしい。

 

とにかく、よく寝て、運動して、友だちと遊ぼう、という小学生で習いそうなことが役に立つってことだ。

 

クスリは一つにだけ効くものを

総合感冒薬っていうのかな?

 

「風邪の諸症状によく効きます」みたいな、何にでも効くってクスリは良くないらしい。

そもそも、何にでも効く成分はないし、色んなものを過剰に入れてしまうので、副作用の危険のほうが高い、と。

 

ただ、鼻づまりとか、のどの痛みとか、ピンポイントに絞ってる奴は、科学的に根拠がある成分だけ使ってることが多いらしいので、そういうのを使おう。

 

とは言え、さらにさらに例外があってだな…

 

病は気から?

プラシーボ効果って聞いたことある?

クスリだと言って小麦粉飲ませても、治る人はホントに治る、みたいなこと。

 

つまり、科学的な根拠があろうがなかろうが、「これ飲めば治る!」みたいのがあるなら、もうそれやれ、と。

いやだって、思い込んでれば本当に効果があるから。

 

ということで、オレも「総合感冒薬は効かない」とか気にせず、「パ〇ロン」飲もうと思う。

昔から、風邪引いたら飲むように言われてたからねぇ…。

 

 

てことで、風邪については以上!

 

しかし、冒頭にも書いたけど、こういう身近な話題ってのは非常に役立つのに、なかなか教育やらニュースでは扱われないねぇ…。

小中学生のときちょっとやるぐらいでさぁ…。

 

頭おかしい奴の犯罪とか、どうでもいい政治家の失言とか、自分と全然関係ない芸能人のスキャンダルとか、ろくに行きもしねーマックの業績が落ちてることより、よっぽど大事だと思うんだが。

なんかおかしくねーか?

 

そんなことについて、近日中に記事を書く予定。

 

 

★★★

 

12/11(金)追記:月15冊は本を読むオレ様のオススメ本

 

胡散くさいが実はオレが一番伝えたい、「唱えれば夢は叶う」についての記事

  

オレ様ってだれよ?