オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

孤独な老人がかわいそうだった事件。みんなはならないように気をつけよう

先日、奥さんと某家電量販店に行った。

洗面所が寒いから、いいヒーターがないかと思ってね。

 

んで、展示してある電気ヒーターを、

 

「これ、あったかいねー」

 

とか言いながら見てたら、隣にいたおそらく70歳前後ぐらいのおじいさんが話しかけてきた。

 

「うん、これはあったかい!」

 

社交的な奥さんが、

 

「あったかいですよねー!」

 

と答えたら…。

 

話し続けて、ついてきてしまう

「あのね、オレ、向こうにある1万円ぐらいのヒーターは持ってるの。

 あれと比べると、ぜんぜんこっちのほうがあったかいよね。」

 

「そうなんですか?」

 

「そうそう。

 で、そのヒーターね、近所のパン屋さんにもらったの。」

 

そのまま、近所のパン屋さんとどういう関係かについての話が延々と…。

 

「すみません、もう行かなきゃいけないんで、失礼します。」

 

と歩き出すも、そのままついてきてしまう。

 

「それでね、そのパン屋さんがね…」

 

「すみません、この辺で失礼します。」

 

と強引に振り切る形になった。

 

いや~、こういうとなんだけど、あのおじいさんはかわいそうだったなぁ…。

 

 

 

孤独はつらいよ

おじいさんがなんで延々話し続けたかって、寂しかったからだろう。

 

もしかしたら、ちょっと痴呆が入っていたのかもしれないけど、それは寂しさをダイレクトに表現しやすくなっただけというか、そんな感じだった。

一人暮らしだと言ってたしね。

 

前に、孤独な老人について取材した本にも書いてあったんだよね。

独身で年金生活で、それこそ数か月に一回ぐらいしか人と話すこともなくて、本を書くために取材されて人と話せるのがうれしくて、帰り際に引き留められたみたいな話をさ。

 

いやさぁ、やっぱり孤独はつらいよ。

 

オレ自身のことを振り返っても、大学に入学して上京してだれも知ってる人がいないときとか、小さい会社に転職して人と話すのが電話だけってのが一週間とか10日とか続いたときが、一番つらかった。

ある意味では、嫌いな奴とでもだれかといたほうがマシなぐらい。

 

なんていうのかなぁ…

あのずっとだれとも話さず一人でいると、頭痛がするような、だれかと話したくて話したくて自然と独り言を言ってしまうような、世界から取り残されているような、寂しくてよく眠れもしないような感覚…

 

孤独以上につらいことは他にないとオレは思ってる。

というか、オレにとっては事実。

 

人の好き嫌いが激しい分、孤独になりがちだから余計にそう思うね。

 

それをよく自覚してる分、元々内気なのに努力して性格を変えて、必死で婚活して結婚して、毎日毎日ブログを書いてはオフ会をやったりしてるよね。

 

とにかく、あのおじいさんはかわいそうだった。

 

みなさんも孤独にならないよう、常に準備しといたほうがいいよ。