オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

自分が悪くなくても謝ろう。バカをまともに相手にしてもムダだから

世の中には理屈が通らないクソヤローどもがいる。

明らかに自分が悪いのに、こちらに罪をなすりつけてくるとかね。

 

そんなときどうするか?

 

オレは謝る。

自分が全く悪くなくても謝る。

 

プライドのない奴だと思うだろうか?

いやいや、そういう問題じゃなくて。

 

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悪いことはしていないのに…

昔、接客の仕事をしていたときのこと。

お客さんから配達を頼まれた。

 

(前にも同じ話を書いた気がするが、いかんせん昔の話なのでディティールが違っているかもしれない。まぁ気にするな。)

 

4月18日に届くように送ってくれ、と。

見た感じ20代前半ぐらいの、小太りの男性だった。

 

納品日の前日の4月17日の夜、その男性の母親から連絡があった。

 

「息子が今日送ってくれるように頼んだって言ってるんですけど、どうなってるんですか?」

 

「それでしたら、明日4月18日に送るようにご依頼いただいたので、今日出荷して明日お届けの予定です。」

 

「はい?

 そんなことはないはずです!

 息子は今日届くように言ったと言ってるんです!」

 

「控えの伝票があるはずなのでご確認いただけますか?

 お届けの日にちが4月18日になっているかと思いますので。」

 

「息子はなくしたと言っています。

 でも確かに今日届くはずだと言ってるんです!

 おたくが間違えてるんじゃないですか?」

 

「いえ、確かに明日お届けと伺っております。

 私が持っている伝票の控えにもそう書いてあります。」

 

「そんなはずはない!

 とにかく今日中に届けてください!」

 

「申し訳ありませんが、それはできません。」

 

「私はあんたの会社の社長と知り合いなんだ!

 お前のことなんかいつでもクビにできるんだ!」

 

「どうぞ、ご自由にやってください。

 失礼します。」

 

ガチャ切りしてやった。

おそらく20歳すぎてて母親に電話を頼んで、あげくウソを言う息子も息子だが、母親も事実確認もせずにこちらのせいにして、あげくクビにすると脅すなど、頭がおかしい。

 

「あぁ、せいせいした」と思っていたのもつかの間、店長がすごい剣幕でオレに向かってきた。

 

「お客さんに何を言ったんだ!

 ものすごいお怒りだぞ!」

 

「実はこうこうこういう事情で…」と説明するも、「なんですぐに謝らないんだ!」とロクに話も聞かずに怒られ、「今から商品をもって謝罪に行く!」と往復3時間ぐらいかかけてそのクズどもの家まで配達する羽目になった。

車中でも散々怒られながらな。

 

悪いことをしたとは今でも思っていないのだが。

 

とりあえず謝っとこう

あの事件の後、痛感した。

 

「理屈が通じないバカにはさっさと謝ろう。

 まともに相手するともっと面倒な目に遭うから。」

 

ウソを言ってオレのせいにした息子も、息子を全く疑わずに他人を責める母親も、オレの言うことを一つも聞かずにただ面倒を避けたいがためにオレを怒鳴りつけた店長も、オレからすれば全員バカである。

 

だがそういうバカが大勢いるのが現実である。

 

ときに自分が悪くなくても謝る。

正しいとか正しくないとかじゃない。

そのほうが後々の面倒が減るからだ。

マシだからだ。

 

自分が悪くないから謝らないというのはかっこいいが、オレはかっこいい生き方がしたいのではない。

 

ただ一瞬一秒でもご機嫌な時間を多くしたい。

それがオレのプライドである。

 

そのためにバカに謝ることがあったとしても構わない。

 

ま、極力バカと関わらなくてすむようにはしていくつもりだけどね。