オレ様の世界 シーズン2

常識的な非常識 /マイノリティなマジョリティ / 本音のキレイごと / ラブ・アンド・ディトラクション / ようこそ、オレ様の世界へ

 

ゼロになって、ようやく人生が始まる

もうすぐ、副業収入が本業を超えそうだ。

 

となると、独立後の生活について考えるのだが…

これがなかなか難しい。

 

正解がないからだ。

 

スポンサーリンク

 

 

やりたくないことははっきりしている。

 

嫌いな上司や同僚と、毎日毎日会いたくない。

退屈な仕事はしたくない。

週休二日で一日8時間労働なんて働きすぎだ。

その上、数十万の給料じゃ少なすぎる。

 

独立したら、これらの悩みのほとんどが解決する。

 

副業の延長なので、イヤな奴と会わずに一人でできる。

退屈な仕事ならそもそも続いていないので、どの仕事もそれなりには好きである。

週に五日、8時間も働かなくても、十分すぎるほど儲けられる予定である。

(というか、そうならない限り独立しない。)

 

だが、それで楽しいだろうか?

冷静に考えると、それだけでは楽しくない。

 

毎日一人で働いて、「今日は奥さんと子どもとしか話していない」っていう日々が続くのも正直ちょっとキツイ。

 

自由な時間も増えるが、その時間何をすればいいのだ?

最初こそうれしいかもしれないが、すぐに慣れるだろう。

さらに、友達は平日働いている人がほとんどだし、子どもと遊ぶったって大きくなったら相手にしてもらえなくなるし…。

 

金がいくらあっても、幸せが買えるわけではない。

そもそも大して金を使わないし、それで不幸だとも思っていない。

 

やりたくないことははっきりしているが、やりたいこととなると意外にも考えたことがあまりない。

ありあまる時間と、十分な金があったら、いったい何をすればいい?

 

思えば、学校、会社、結婚というレールには、だれかが時間を埋めてくれる仕組みが多すぎて、自由になったら一体自分が何をしたいか考える必要さえなかった。

だから、やりたいことが自分でよくわからないという状況に陥っているのだろう。

 

でもまぁ、いいことである。

やりたくないことをやらないというマイナスをゼロにする努力より、ゼロにプラスを足していく作業のほうが、楽しいに決まっている。

 

ここからが、本当の人生の始まり。

そんな気がする。