だれかが何でも与えてくれる人生に、何の価値がある？

昨日の「いい男がいない」という話なんてまさにそう。

なんで、いい男がほしいのだろうか？

いいところに住めるから？

ほしいものが買えるから？

美味しいものが食べられるから？

あるいは。

自分に気を使ってくれるから？

自分を楽しませてくれるから？

その受身な発想が、オレにはよくわからない。

だれかが何でも与えてくれる人生の、どこが幸せなのだ？

オレも一時期、いい人生のレールに乗ったが、クソ面白くなかった。

たまたま頭が良かったから、それなりにいい給料も、地位も名誉も手にしていたのだが、いつもイライラしていた。

オレの力で手に入れたとは思えなかったから。

そもそも、欲しいものでもなかったから。

だからレールを降りたんだけど、これがもう大変なんだ。

大学時代の知り合いにたまに会うとバカにされたようなことを言われたり、逆に気を使って何も聞かれなかったり。

でも、オレは思う。

テメーらなんかより、オレは幸せだとね。

大したことなんか成し遂げてねー。

だれでもできる結婚ぐらいで必死になってがんばって、儲かりもしねーブログを毎日毎日書いて、会社に隠れながらコソコソ副業して。

それでも、エリート街道突っ走ってるときなんかより、ぜんぜん楽しいんだ。

このクソ性格が悪い男が、たった一人、自分と合う人を見つけたとき。

「コラムを書いてほしい」ってメールが来たとき。

初めてまとまった副業収入が入って「もうすぐ、もうすぐ会社をやめられる…」って思えたとき。

泣くほど嬉しかったんだ。

幸せってそういうところにあんじゃないの？

違うの？

はたから見れば大したことじゃなくても、自分で手に入れたものは尊い。

あまりにも尊い。

喜びも、希望も、自信も、ケタが違う。

他人じゃなくて、自分に期待できるような人生を歩んだほうがいいと、オレは思うね。

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オレ様の世界シーズン2